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土壌という存在

(なんか最近突然更新し始めてますが)最近つくづく思うことで、引き寄せの法則に関連して思うのですが、巷によくある、樹を用いての西洋医学、と東洋医学、との比較というものがありますね。葉っぱ・幹とかの、目に見える部分を直すのが西洋医学、根っこを直すのが東洋医学である、というやつです。

明らかに目に見えて悪い、そして緊急を要する(葉が変色してる、幹が腐って折れそう、など)の場合は西洋医学の(毒には毒をの性質で)薬・手術が必要となります。癌の末期なんてそういう状態でしょう。でもその癌の末期にいたるまでの生活・行動習慣、というのが東洋医学、主に漢方薬(またはその食事)にて直していく根っこの部分になります。劇的な状況には使えませんが、副作用もそこまでなく、でもその代わりに1,2ヶ月は最低飲み続けないと効果が現れてきません。まぁこれはよく言われてますね。

でも最近考えるのは、土壌についてです。土壌が根っこに、そしてそれを通して葉・幹に通じているわけで土壌が悪ければ樹のすべてにじわじわと影響がいきます。この土壌とはなにかと考えたときにこれは「考え方」「心の持ちよう」「物の見方」であると考えます。常にマイナスのことに焦点を当てる人はその考える態度が生活習慣、つまり根っこに影響し、そしてその生活・行動習慣を通してストレス等の集大成である癌などの症状が目に見える葉・幹の状態になって現れてきます。

「努力しても成功しない」「周りは皆なにか隠している」「周りはすべてライバルだ」「自分はやっぱりついてない」・・・などなど、このような方向、状態に焦点を常に与えている人はその根っこにその偏った栄養素が浸透していきます。反対に「まぁ最終的にはいつもうまくいく」「俺はラッキーだ」というところに焦点を与えている人にはそれが一昼一夜で実現するのではないにせよ、土壌のプラスの栄養素をまずこの物の見方で増やしていっているように思います。

漢方薬を飲めば体質改善して全快する、という単純な話ではなく、体の異常というのは土壌の健康状態でもあるとおもいます。「引き寄せの法則なんておめでたいやつのいっていることだ、そんな簡単に世界が変わるはずがない」という物の見方をする人は、そのような("そんなに簡単に世界が変わらない"という)考え方が源流となり、生活・行動習慣になり、そしてそれから体に見える形でこの偏った栄養素が体に、そして目の前に起きる出来事として現れることになります。

もちろん自分はこの引き寄せの法則を完全に実践している、とはもちろんいえませんが、周りには見事にまったくこのことを無視している人たちが非常に多いので残念だなぁ、とおもう次第です。葉っぱ・幹のみをみて嘆息するのではなく、土壌まで見直して自分という存在をとらえなおしてみては、とおもうのですが・・・。

2 comments:

無一物 said...

かつて福井謙一先生から聞いた話を思い出しました。
「20世紀、人は自分たちの想いを満たすために科学技術を生み出し、地球環境を大きく変化させて来ました。自然を変化させるのも守るのも、その科学技術を使う“人の心”のありようで決まります」
何となく同じ軸と思いませんか。

takaakinet said...

そうですね。この技術と心、という話は、行動と意図、意図と考え方=土壌、という関係に似ていると思います。(技術を持って)何ができるか、という可能・性能の話ではなく、何をするのか、という考え方(そしてそれからくる意図)が根幹にあるのでしょうし・・・。