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GM破綻

ついにビッグスリーの2つが破綻となりました。CNNとかではこの破綻は:(1)サブプライムローンとそれを発端とした金融危機、(2)広げすぎた製品・ブランディング、そして(3)'遺産'とばれるGMの引退した元社員の社会保障・医療費(たとえばトヨタではまだ700人のリタイヤ組みしかいないが、GMではすでに40万人いるそう)、の3つを理由にあげていました。

が、自身全然車産業に関してまったく知識がありませんが、前に読んだフリードマンのHot, Flat and Crowded(「グリーン革命」)で言及されていたブッシュ大統領の省エネ・再生可能エネルギーに対するあまりの無策が大きなもう一つの原因になっているのではと思いました。

ここまでアメリカ国内の車市場が大きいと、政府からの"アメ"に企業は敏感に察知し、どんどんと怠慢になっていき、省エネ・再生可能エネルギーへのなんの現実味のある投資もないままひたすら安全性の低いSUV(トラックとみなされるために燃費基準などで優遇=あぐらをかける)を売り続ける、という企業の怠慢を呼び、非常にまちがったシグナルを与え続けていたのは事実だと思います。

もちろんすべてを彼のせいにするわけではありませんが、ホントにでも一人という人間がこの70億ちかい世界にここまで(まぁほとんどが悪い性質のものでしょうけども)影響をあたえることができるのはまた逆にアメリカのまだいまのうちは持ち続けている経済・市場・外交・金融の影響力の証左であるようにおもいますが・・・。まぁほんとのところはどうなんでしょうかね・・・。

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