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PDFファイルのKindleへの変換

先日もちょっと紹介しましたが、PDFファイルや、DOCのワードファイルをKindle用に変換するためのフリーソフトは、mobipocketという会社からでているmobipocket creatorというものです。

ダウンロードは:
http://www.mobipocket.com/en/DownloadSoft/DownloadCreator.asp
でできます。PDFを変換する時の注意点としてはこのソフトをインストールする時は、Home EditionではなくPublisher Editionのほうを選択することです。こっちを選ぶと、PDFファイルを変換できる機能がついてきますので。

このソフトをつかってPDFやDOCファイルをKindle用のprcファイルに変えるやり方は
http://www.cottontimer.com/2008/05/06/how-to-convert-pdf-files-to-read-on-the-amazon-kindle/
に書かれてあります。そのままコピペすると:
  1. Download and install the FULL version of Mobipocket Creator. (If you opt for the simpler version, it won’t have the PDF conversion option.)
  2. When Mobipocket Creator is running, select Adobe PDF under Import From Existing File
  3. Choose the PDF file you want to convert
  4. Leave the rest alone unless you want to change your destination folder and click Import
  5. Select the html file that was just created and click Build from the toolbar at the top of Mobipocket Creator
  6. Click Build (you will most likely get a few errors but I just ignore them)
  7. Go to your destination folder, open the folder that was created with your publication
  8. Copy the .prc file into the Documents folder of your Kindle via the USB cable (if you want it delivered wirelessly, you’ll have to email it to yourself and pay 10 cents)
となります。

このソフトを昨日から試しているのですが非常にうまくいきます。例えば二段に分かれているものでもほぼ(→なのでちょっとの場所間違いはあります。でも十分許せる範囲)確実にKindle用に一段の普通の本のスタイルにしてくれますし、表紙も別にして保存してくれますし、画像もクリックして拡大する、ということができるようにしてくれます。ただ数字とかテキスト情報がはいったテーブルや図は崩れます。これは残念、でもそれでも十分のレベルです。

なのでこのソフトを使ってキンドル用にファイルを変換してからUSB接続でdocumentsのフォルダにコピーして完了、となります。

このソフトを使って職場のおおよそいつもなら5分で睡魔が襲ってくる固い報告書などをキンドル用に変換して読んでみましたが・・・!すごいですね、なにがこう変えるのかはすべてわかりませんが、すらすらと読めます!これはすごい効果ですね。通常のPDFであれば確実にトランス状態になるのですがそれがキンドルを使って読むとなくなるのです。

Kindleを使えば固い本・資料でも読める理由は何だろう、とすこし考えましたが、いまのところ思ったのは:
  1. パソコンのスクリーンで読む、という行為は姿勢が一つに限られ、しかも両手の位置も固定されるために、姿勢を変えたい、とおもっても変えられないので(そういう固い文章を読むのに)飽きる。
  2. キンドルを使うと目の前にスクリーンを持って来れて、しかもどの姿勢でも読む事が出来るので肉体的なストレスが非常に少なくなる。
  3. キンドルのディスプレイ(私の場合はKindle2ですので6インチの画面)が通常のA4の画面に比べて4分の1くらいなので、さくさくとページをめくっている感覚が手に入る。
  4. キンドル用に変換したファイルは当然の事ながらフォントのサイズや行間の変更ができます。この中でも多分フォントのサイズのもつ効果が非常に大きいように感じます。大きいフォントで読みやすくなります。
  5. あとよくPDFの資料、印刷物にある事なのですが、フォントのスタイルやサイズがあちこち変わったり、ボックスで別個に説明されていたりと、目でいちいち追って行くのがじゃまくさい、ということがなくなります。
  6. また実際の本と比べても非常に読み易い実感があります。それは多分本だと見開き2ページを読むまではページをめくる、という感覚が得られないために冗長で、あまり読み進められていない、という心理になってくるのが原因なのでは、と考えています。
  7. 下線、コメント・ノートがとり放題なので、本の上に本当に落書きをしているような間隔で簡単に読み進んでインプットを書き加えられます。
という感じでしょうか。あと大きな点をいうと、これから例えば今までたまにしていた(重要な資料のために)10ページ以上のPDFやDOCファイルを印刷する必要がなくなった、ことですね。印刷をこれからせずにKindleに移して読む、ということが日常化していくだろうと確信してます(いまんところは)。

でもまぁPDF、DOC資料を読み始めてまだちょっとしか経っていないのでこれからどうなるかわかりませんが、いまのところ、またまたKindle、やってくれました、というレベルの「読むという行為の革命」であると、ちょっと大げさすぎるかもしれませんが感じています。

2 comments:

Anonymous said...

はじめまして。私もこのツールを使って変換し読むのですが、PDFの物によって一部しか変換されません?たとえばしおりのついたものなどです。この原因がわかりません。どうすればよいのかご存知ならばお教え下さい。
よろしくお願いいたします。

takaakinet said...

すみません。最近全然更新していないものですから・・・。ご質問の件ですが、sのあとに投稿した分のhttp://takaakinet.blogspot.com/2010/03/docpdfkindle.html を参照、トライしてみてください。でもPDFのサイズが大きすぎるとたまに帰ってこない時があるのでちょっとまだそこらへんは不明です・・・。