でも最近のバンコクには本当にびっくりします。特に運悪く、先週の木曜日に出張から帰ってきてから状況が悪化しています。それ以前はまだBTS(電車)も運行されていたようなのですが・・・。今も遠巻きに砲弾の音があり、誇張ではなく市街戦となっています。実弾使用区域を定め、デモグループや一般市民を殺してもいいが、選挙だけは絶対にしない、という、はたから見ればかなり理解不能な図になってます。
でもそこまで感じるほどに、実はタイにおいて中産階級以上とそれ以外の層との(経済的そして心理的な)格差、がものすごいものなんだなと思います。極論的に抽出すれば:
A [タクシンという、日本で言えば特に目新しくもない地方型の有力政治家]+B [中産階級以下の層]
そして
C [60余年続いている実質上の「絶対王政」]+D [その周辺の既得権益層]
という構図があり、このABとCDの間に私という一外国人が到底わかりえないレベルの歪みがあるのでしょう。今まではC(というよりかは王本人)の部分が磐石だったために、いままでの20回近いクーデターのあとも国が成り立ってましたが、最近はAやCの、国内における地位・将来性が磐石に成り立たなくなってきているために、このような惨事にまで発展し、まさにパンドラの箱が開かれたような状況になっている気がします。
今日は緊急用の食料品の買出しに行ってきました。3週間分は買ったので戒厳令が引かれても今のところは大丈夫です。アパートの目の前の道も封鎖されており、タクシーもつかまりません。親切な家主さんの好意で買出しが出来ましたが、このような状態がしかしあとまだ続くようならいろんなほかの選択肢も考えていかないといけない、と思います。
政府は明日、明後日をバンコクに限り、政府の休日としたようです。なのでこの2日間で政府はなんとかけりをつけようとしていると思うのですが、社会(権力、お金、票田)の構造を考えるとあと数日間でどうかなるような問題ではないように正直感じます・・・。
読んだ洋書の棚
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The Weather Makers
●「The Weather Makers」 by Tim Flannery ★★★
オーディオブック。オーストラリア人の科学者で結構高名(らしい)なTim Flannery氏の本。気候変動の分野では必ず紹介されている本なのですが、実は3年前くらいに購入していたにも関わらず、なかなか読む機会がなくいままでほったらかしにしてました。が一念発起?してオーディオブックを購入して読みました。
オーディオブックってホントに不思議な感じで、読むスピードは普通の人が読むスピードなのですが、やっぱり一定スピードで読み続けてくれるということと、どっかり座って本を読まなくていい(いろんなそのほかの時間を有効に使える)ということで、時間だけを見たらこういう本でも10何時間で実際にたとえ読むスピードが遅くても読めてしまうはずなのですが、どうもやっぱり読みきるのに時間がかかってしまったり、もしくは読み終えることすら結構億劫という悲しい現実が通常の読書にはあります。(あと仕事で常に接しているトピックなので私的な時間まで仕事関連の本を黙読したくはない、ということもあるかも、しれませんが・・・。)
ともあれこの本は以前紹介した「チェンジング・ブルー」の英語版、ともいえるかもしれません。気候変動というのがどのように解明されてきて、そしてそれがどのような規模、速さ、場所で、どんなインパクトを(特に生物多様性に)与えてきているのかについて書かれています。「チェンジング〜」が地質学者からの視点からかかれた本であれば、これは生物・生態学者からの視点で書かれた本だといえます。
ただこれは個人的な考えなのですが、アメリカで教わった生態学ではKeystone Speciesというような、一つの生態系に対して"中心的な"役割を持っている種を、例外的な重要性をもつという形で特別視し、集中的に保護するべきだ、という考えがあるのですが、どうもこの考えには欧米人が実は非常に興味のある優生学の匂いがちらついている(分類学も同じような匂いがしますが)ようにも感じられ、昔からとっつきにくかったのですが、それと同じような感覚をこの本を読んでいて覚えたことは確かです。
人類が犯している'善悪'に大きい小さいも存在せず、ただただ個々人の周りに存在する森羅万象のなかに、所謂'善悪'という、相反するエネルギーが発現しているということ、そのエネルギーと観察者・当事者である個人との一つ一つの係わり合いの全てが重要なのであり、一つの物象を取り上げてそれが他の物象よりも重要だ、重要ではない、という考えには賛成しかねます。
全体的にあんまり印象には残らなかった本でしたが、時々おぉなるほど・・という部分もあり、そういう部分では読んでよかったです。
オーディオブック。オーストラリア人の科学者で結構高名(らしい)なTim Flannery氏の本。気候変動の分野では必ず紹介されている本なのですが、実は3年前くらいに購入していたにも関わらず、なかなか読む機会がなくいままでほったらかしにしてました。が一念発起?してオーディオブックを購入して読みました。
オーディオブックってホントに不思議な感じで、読むスピードは普通の人が読むスピードなのですが、やっぱり一定スピードで読み続けてくれるということと、どっかり座って本を読まなくていい(いろんなそのほかの時間を有効に使える)ということで、時間だけを見たらこういう本でも10何時間で実際にたとえ読むスピードが遅くても読めてしまうはずなのですが、どうもやっぱり読みきるのに時間がかかってしまったり、もしくは読み終えることすら結構億劫という悲しい現実が通常の読書にはあります。(あと仕事で常に接しているトピックなので私的な時間まで仕事関連の本を黙読したくはない、ということもあるかも、しれませんが・・・。)
ともあれこの本は以前紹介した「チェンジング・ブルー」の英語版、ともいえるかもしれません。気候変動というのがどのように解明されてきて、そしてそれがどのような規模、速さ、場所で、どんなインパクトを(特に生物多様性に)与えてきているのかについて書かれています。「チェンジング〜」が地質学者からの視点からかかれた本であれば、これは生物・生態学者からの視点で書かれた本だといえます。
ただこれは個人的な考えなのですが、アメリカで教わった生態学ではKeystone Speciesというような、一つの生態系に対して"中心的な"役割を持っている種を、例外的な重要性をもつという形で特別視し、集中的に保護するべきだ、という考えがあるのですが、どうもこの考えには欧米人が実は非常に興味のある優生学の匂いがちらついている(分類学も同じような匂いがしますが)ようにも感じられ、昔からとっつきにくかったのですが、それと同じような感覚をこの本を読んでいて覚えたことは確かです。
人類が犯している'善悪'に大きい小さいも存在せず、ただただ個々人の周りに存在する森羅万象のなかに、所謂'善悪'という、相反するエネルギーが発現しているということ、そのエネルギーと観察者・当事者である個人との一つ一つの係わり合いの全てが重要なのであり、一つの物象を取り上げてそれが他の物象よりも重要だ、重要ではない、という考えには賛成しかねます。
全体的にあんまり印象には残らなかった本でしたが、時々おぉなるほど・・という部分もあり、そういう部分では読んでよかったです。
土壌という存在
(なんか最近突然更新し始めてますが)最近つくづく思うことで、引き寄せの法則に関連して思うのですが、巷によくある、樹を用いての西洋医学、と東洋医学、との比較というものがありますね。葉っぱ・幹とかの、目に見える部分を直すのが西洋医学、根っこを直すのが東洋医学である、というやつです。
明らかに目に見えて悪い、そして緊急を要する(葉が変色してる、幹が腐って折れそう、など)の場合は西洋医学の(毒には毒をの性質で)薬・手術が必要となります。癌の末期なんてそういう状態でしょう。でもその癌の末期にいたるまでの生活・行動習慣、というのが東洋医学、主に漢方薬(またはその食事)にて直していく根っこの部分になります。劇的な状況には使えませんが、副作用もそこまでなく、でもその代わりに1,2ヶ月は最低飲み続けないと効果が現れてきません。まぁこれはよく言われてますね。
でも最近考えるのは、土壌についてです。土壌が根っこに、そしてそれを通して葉・幹に通じているわけで土壌が悪ければ樹のすべてにじわじわと影響がいきます。この土壌とはなにかと考えたときにこれは「考え方」「心の持ちよう」「物の見方」であると考えます。常にマイナスのことに焦点を当てる人はその考える態度が生活習慣、つまり根っこに影響し、そしてその生活・行動習慣を通してストレス等の集大成である癌などの症状が目に見える葉・幹の状態になって現れてきます。
「努力しても成功しない」「周りは皆なにか隠している」「周りはすべてライバルだ」「自分はやっぱりついてない」・・・などなど、このような方向、状態に焦点を常に与えている人はその根っこにその偏った栄養素が浸透していきます。反対に「まぁ最終的にはいつもうまくいく」「俺はラッキーだ」というところに焦点を与えている人にはそれが一昼一夜で実現するのではないにせよ、土壌のプラスの栄養素をまずこの物の見方で増やしていっているように思います。
漢方薬を飲めば体質改善して全快する、という単純な話ではなく、体の異常というのは土壌の健康状態でもあるとおもいます。「引き寄せの法則なんておめでたいやつのいっていることだ、そんな簡単に世界が変わるはずがない」という物の見方をする人は、そのような("そんなに簡単に世界が変わらない"という)考え方が源流となり、生活・行動習慣になり、そしてそれから体に見える形でこの偏った栄養素が体に、そして目の前に起きる出来事として現れることになります。
もちろん自分はこの引き寄せの法則を完全に実践している、とはもちろんいえませんが、周りには見事にまったくこのことを無視している人たちが非常に多いので残念だなぁ、とおもう次第です。葉っぱ・幹のみをみて嘆息するのではなく、土壌まで見直して自分という存在をとらえなおしてみては、とおもうのですが・・・。
明らかに目に見えて悪い、そして緊急を要する(葉が変色してる、幹が腐って折れそう、など)の場合は西洋医学の(毒には毒をの性質で)薬・手術が必要となります。癌の末期なんてそういう状態でしょう。でもその癌の末期にいたるまでの生活・行動習慣、というのが東洋医学、主に漢方薬(またはその食事)にて直していく根っこの部分になります。劇的な状況には使えませんが、副作用もそこまでなく、でもその代わりに1,2ヶ月は最低飲み続けないと効果が現れてきません。まぁこれはよく言われてますね。
でも最近考えるのは、土壌についてです。土壌が根っこに、そしてそれを通して葉・幹に通じているわけで土壌が悪ければ樹のすべてにじわじわと影響がいきます。この土壌とはなにかと考えたときにこれは「考え方」「心の持ちよう」「物の見方」であると考えます。常にマイナスのことに焦点を当てる人はその考える態度が生活習慣、つまり根っこに影響し、そしてその生活・行動習慣を通してストレス等の集大成である癌などの症状が目に見える葉・幹の状態になって現れてきます。
「努力しても成功しない」「周りは皆なにか隠している」「周りはすべてライバルだ」「自分はやっぱりついてない」・・・などなど、このような方向、状態に焦点を常に与えている人はその根っこにその偏った栄養素が浸透していきます。反対に「まぁ最終的にはいつもうまくいく」「俺はラッキーだ」というところに焦点を与えている人にはそれが一昼一夜で実現するのではないにせよ、土壌のプラスの栄養素をまずこの物の見方で増やしていっているように思います。
漢方薬を飲めば体質改善して全快する、という単純な話ではなく、体の異常というのは土壌の健康状態でもあるとおもいます。「引き寄せの法則なんておめでたいやつのいっていることだ、そんな簡単に世界が変わるはずがない」という物の見方をする人は、そのような("そんなに簡単に世界が変わらない"という)考え方が源流となり、生活・行動習慣になり、そしてそれから体に見える形でこの偏った栄養素が体に、そして目の前に起きる出来事として現れることになります。
もちろん自分はこの引き寄せの法則を完全に実践している、とはもちろんいえませんが、周りには見事にまったくこのことを無視している人たちが非常に多いので残念だなぁ、とおもう次第です。葉っぱ・幹のみをみて嘆息するのではなく、土壌まで見直して自分という存在をとらえなおしてみては、とおもうのですが・・・。
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