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帰国

ではあともう少ししてバンコクを出発します。博士の最終発表のための帰国となりますね。一時間の発表ですので結構長いですが、大過なく発表を終らすことができれば、と思います。前回帰国したのが年末なのでもう半年以上たってますね。早いものです。京都はまたうだる暑さのようですがバンコクで生活していて京都で夏ばて、はさすがに笑いものなので日中は気をつけるとします。ではでは。

博士就職難

はい。昨日の夜に12時間以上の時間を費やしてシンガポール経由で帰ってきました。かなり疲れましたわ。でも本当に私が空港に朝の7時に着いた頃は、当地で行われるSAARCの会議の代表団の車が道路を封鎖して通り始めていたときなので本当にタイミングよく脱出できたという感じです。

火曜日の深夜には博士の最終発表のために日本に帰る予定です。この発表の用意とコロンボでできなかった通常の仕事の作業を今からします。

以下、日本における博士の就職難についての記事。需要と供給で、日本社会に需要がないまませっせの博士の数を増やそうとしているのが原因なようにおもいますが・・・?(まぁその恩恵を漁夫の利で得ようとしているのはこの私だったりしますが。)


「末は博士も就職難」、修了者の25%が「浪人」

読売新聞

"大学院の博士課程を修了した若者たちの就職難が止まらない。

 特に苦労しているのが文系の人たちだ。大学教員は狭き門。民間の受け入れ先も少ない。そんな中、面接のコツを教えたり、就職先を紹介したりする企業も登場している。(社会部 竹井陽平)

 文部科学省の調査によると、昨年3月の博士課程修了者1万6801人のうち行き場のない人は4146人。実に25%が「浪人」を余儀なくされたのだ。しかも、この数字にアルバイトなどは含まれていない。

 「この先どうなるんだろう」。早稲田大学大学院博士課程に在籍中の牛山美穂さん(28)は不安になる。文化人類学専攻。論文が完成したら複数の大学に送 り、助教など研究職を探すつもりだ。が、周囲には博士号を取っても給料の安い非常勤講師をかけもちしなければ生活できない人が多く、牛山さんは「どこでも いいから正規の仕事を」と焦りを隠さない。"

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080726-00000027-yom-soci 

首振りが始まったところで・・・

はい。一週間これまた怒涛の出張スケジュールでしたがなんとか終えることができました。でもスリランカ、初めてでしたけど、かなり気に入りました。人々も一律やさしい感じで、政府そして研究者のサークルも軒並み(すくなくとも私があった限りでは)キャパがかなりあって、やる気もあり、どこかの途上国によく感じられる"袖の下"文化があまり浸透していないような感想を持ちました(まぁ1週間なのでなにがわかったわけでもないですが・・・)。私が担当している仕事でも結構ポジティブな動きがかなりあったので、また近いうちに帰ってくるとは思います。

ただ現在雨季でかなり曇っていて1週間いて一日しか晴れなかったのがちょっと残念ですが、まぁそのおかげでそこまで気温が上がらなかったのでよしとします。

それはそうと私の癖(そして長点?)で、その国の人々のしぐさ、そして言語のアクセントにかなり染まってしまう、ということがありまして、今回の出張も三日目くらいからはすでに(例の南アジア圏の人々がする)首のくねくね・・・がうつって来てました。アクセント・話し方も徐々に現地のそれがうつってきていたのですが自分でもその変化に笑いつつ、生産的な一週間をすごさせてもらいました。(この癖でいうと、インドネシアに一年半いたので、まだ結構インドネシアなまりや、彼らの英語の話し方がまだ消えてません。まぁインドネシア語はかわいい感じの言語なのでいっこうに被害はありませんが・・・。)

ということです。明日は早朝でシンガポール経由でバンコクに帰ります。また週末と来週の中盤からが忙しくなります・・・。

コロンボ

ども。バンコクからコロンボへの乗り継ぎがかなり不便(同地に深夜につく便か、シンガポール経由でも朝の5時には空港に着かないといけない)だったのでコロンボに朝の8時半に着いたときは結構さすがに疲れてましたが、まぁ日曜日にはすこし休むことができたので元気にやっております。着く前はどんだけセキュリティが厳しいんだろうと思ってましたが、まったくの肩透かしでまったくもって問題なかったです。

コロンボの市街地のホテル、という予定が今週末より始まる南アジアのサミットの影響でセキュリティがかなりタイトである、という情報を受けてスリランカ事務所の計らいで同地で一番古い(と思われる)イギリス植民地時代の知事邸宅がホテルになったところに滞在してます。部屋から海も見渡せてまぁそれはそれでいいところなのですが、最近は雨季で結構曇っていて残念ながら夕日はまだ見れてません(ほんとだったら夕日が綺麗なところのようですが・・・)。そう、それはそうとここの部屋にはアリが結構おおくてベッドの上にもちょこちょこいるし、書斎机で作業をしていると空から降って?きます。さっきも一回噛まれました。

Office2007

ところでOffice2007ってすごいですねぇ。特にパワーポイントがすごい。箇条書きでテキストを入れるだけであとはなにからなにまでチャートの種類をえらべてカラーリングもすべて調整してくれます・・・。正直おったまげますね、これは。

従来のパワポだったら最低20分はかかる作業が本当に一瞬でできますし、しかも(プロセスとかリストとかのいろんな)チャートの変更が瞬間的に行えます・・。Excelの表とかもクリック一つで背景に溶け込むようなカラーリングで3Dにできたりと・・・いや、ちょっと2007を馬鹿にしてました。まいった。でもおかげさまで発表用の手間が本当に省けてます。同じ箇条書きでも見た目が雲泥の差なので・・・。

機内読書リスト

(現在博士の最終発表用のPPTをPDFに直している最中ですがあまりに時間がかかっているので・・・)

最近読書で方針を変えたことがあります。それは、飛行機の中では日本語を読もう、ということです。前まではまぁ英語の簡単な小説(ハリーポッターとかマイケルクライトンとか)を読んでいたのですが、やっぱり日本語のほうが圧倒的にエネルギーを使わないで読めるので、疲れやすい飛行機中にはもってこい、ということで先月の移動中はせっせと日本語の読書に努めていました(おかげで最近は飛行機移動が楽しみになっています。時間に対する罪悪感がなく、気兼ねなく読書ができるので)。

あと、英語の本をなるべく読もうとは意識的にいままで努力をしてきたのですが、ここにきて「日本語になっている本があればそれはもうそれで読んでしまおう」と思うようになってきました。理由は簡単で、同じ情報の取得に費やすエネルギーと時間が4,5倍早いから、というだけの理由です。今までは英語にしておいてやっぱり英語に慣らしていかないと、と思っていたのですが、まぁそう硬いことをいわずに、という心境になりました。

以下、あまり価値のないコメントをがらがら書いてみました(あーそれにしてもはやく自由に読書がしたい・・・)。

★★★★
・小泉官邸秘録
いかに小泉政権が、官邸主導で今までの内閣とは一線を画していたかが伝わります。飯島秘書官がどのような体制で小泉氏を支えていたのか、官僚を使う、というのはどういうことなのか、情報統制・コントロールの仕方、という面でも非常にリアルです。こういう野心のなく、かつ抜け目のない秘書官をして小泉長期政権が実現したとも思えるくらいです。秘書官という女房役がしっかりしていないと安部さんのときのようにぼろぼろとおこぼれや弛みががでてきてしまう、というのはこの彼の作品を読んでいて良く伝わります。使う方(官邸)、使われる方(官僚・政治家・企業家・国民)の両方がそろわないと逆効果になるとは思うのですが、この官邸主導というのは、実に官僚的に窮屈な現代日本には一つのロマンのようなものを感じさせてくれます。

・構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌
彼がいなくては所謂小泉改革のほとんどが日の目を見ていないということがこれを読むとわかります。ThinkとDoとの違いはここまで大きいのか、という感想。「戦略は細部に宿る」とは著者が繰り返し強調してますが、権力を授かった一流学者の凄みを感じさせるには十分の内容です。理論と実践というのが常に(政治という非常にバイアスのかかった網で覆われてますが)交わり続けているアメリカの醍醐味・興奮度を間接的に感じるとことができました。アメリカのWest Wingの大統領みたいな印象を受けましたが、こういう(彼のような例は)まぁもう二度とこないのでしょうね。

・巨像も踊る
これはかなり読み応えがありました。当時のIBMと今の国連(失礼)とはかなり似ているところがあり、IBMとして描かれている社内の様子がかなり国連の内部と酷似していました・・・。特に第26章のまとめのところは大きな官僚組織にもまんまに当てはまる、そして非常に役に立つコンパスとなる内容でした。

★★★
白州次郎 占領を背負った男
ちょっと一周遅れの今頃読みましたが、おもったよりも非常にこの人物のことを等身大でかいているな、という感じがしました。かっこよく着色しようとするといくらでもできるのにそれをあえてしなかったな、という感覚さえ持ちましたが、それがかえって好印象でした。ということで自分にとっては地味な白州次郎論。

・反省 私たちはなぜ失敗したのか?
あまりに実名がでてきて実名を出されている本人たちには恐ろしいような内容がのってますが、まぁ「自己保身」と称される官僚の動向はとくに驚きはなかったですが・・・。

★★
ウィンザーホテル洞爺 夢のホテル

・NGO、常在戦場 

・ウェブ時代5つの定理
私も一年未満ですがベイエリアに住んだことがあるので梅田さんが繰り返して言うシリコンバレーの精神、というのには結構懐かしい思いがします。もちろん当地に実際にすんだわけではないけどもアメリカのなかでももっと特殊な文化圏としてのベイエリアというのがあるとおもいますが、その精神の蒸留を具現化したような人々でごった返しているのがシリコンバレーなのだな、とひたすら感じます。


リッツ・カールトンで学んだ仕事で一番大事なこと
へぇ世界のリッツの支店ではこういうこともやってるのね・やろうとしているね、という程。

集中力

・実録 小泉外交
これは打って変わって全然よくなかったです。まぁ日記と思えばそれまでですが、まぁちょっと外遊の裏側がすこしだけ・・・という内容でした。

なんとか会社を変えてやろう

グーグル・アマゾン化する社会
まさにグーグルを使えばかけるような非常に表面的な話がちりばめられている本。フリーランスとしてまぁがんばってネタ探して書こうとしたのね、という感想。梅田望夫氏の著作に比べればまったくの付加価値なし。

世界で10本の指に入れるとしたら?

インドネシアにいたときの上司がふと私に仮想質問をしてきたことがあります。質問は:

「もし世界で10本の指に入れるような実力者に今すぐなれるとしたら、どういう職種になりたいのか」

というものです。上司はピアニスト、ということでしたが、私は結構考えて、ふと浮かんだのが、「思想家」(Great thinker)というものでした。政治家、哲学者、サッカー選手、とかも浮かんできましたが、これが一番直感的にしっくり来ました(もっとも思い浮かんだ瞬間は自分も結構意外に思いましたが)。

でも思い直してみても、そういうものに俺は価値を見出しているんだなぁ、と結構自分を再発見できたような感じで新鮮でしたね。

皆さんはどうでしょうか?