読んだ洋書の棚

Taka's bookshelf: read


goodreads.com

坂の上の雲








昨日の深夜から坂の上の雲の第一回を見ました。90分と結構長めだったのですが、なかなか面白いです。でもこれ、3年間くらい続くみたいですね・・・。ちょっと長過ぎな感がなくはないのですが、これから時間が合えばなるべく見て行きたいと思います。司馬遼太郎、高校卒業の頃くらいにかなりはまりましたので・・・。燃えてましたね、あの当時は色んな意味で。

そういえば前もスペシャルドラマで白州次郎をやっていたので一回見たのですが、面白いですね。結構しっかりと作ってあって。NHK、なかなかいいです。

Twipic、始めました


最近話題のTwitterですが、特に「つながる」ニーズを感じないのでちょっとまだかっちり試せてません。・・・が、Twitpic、という、写真を貼り付けるだけのサービスもあるようなのでこれをちょっと試してます。

iPhoneのアプリでTwixyというのがあるのでそれを使ってみてます。なのでいつまで続くかわかりませんが、まぁまた見てやってください。

http://twitpic.com/photos/takaakinet

Chasing the Flame: One Man's Fight to Save the World



Chasing the Flame (Samantha Power) ★★★★★

これもう一年近く前に読んだ本です。知人の方からの紹介で手に取った本なのですが、これはすばらしい本です。本当によかったのでしっかりとした感想を書きたいと思っていたのですが、結局書けずじまいでここまできましたので、もう以下の手抜き感想と結局は相成ります。

これは次期国連事務総長と、自他共に目されていたブラジル国籍のセルジオ・デメロ氏の伝記です。彼自身根っからの哲学者で、特に平和構築のフィールドにおいて種々の哲学的思考・理論と現実世界との融合を、国連という世界で実現しようとした人物です。最後はイラクの国連事務所爆発テロの犠牲者という形でその短い一生を終えることになります。

著者についてですが、この著者の英語の美しさや文章展開の巧みさは、特筆に本当に価します。こういう硬い外交・平和構築に関する本がここまで鮮やかに、人を飽きさせないで書くことができるのか、と脱帽しました。彼女の英語は本当に美しいです。

しかしただ”すばらしい本”、といってもこれを読んで国連に希望がわくのか、というとそのほぼ逆の内容となっているように思います。国連が標榜している理想、方向性、とそれを“上書き”しつくす地政学と国連内部の硬直性、が見事に悲しいまでにデメロの獅子奮迅の“国連における”活躍をより際立たせてくれます。魂的な視点から見ても、彼の人生は美しいまでに、自らが課した課題・命題に呼応する世界における学びであったことが鮮明に描かれています。自分の内からくる設問に正直に向き合っていくと、彼が現世で生きたような美しいほどの重い学びができるのだな、と感じた次第です。

キンドル インターナショナル (Kindle International)



巷で話題のアマゾンのキンドル2(Kindle2)がやたらと欲しくなってきました。性能を読めば読むほどこれはかなりよさそう・・・。機器から通信料ほぼ無料で直接のダウンロードが可能なこと、音読機能、その軽さと薄さ、バッテリーの持ち、電子ペーパーのディスプレイなどなどの特徴も魅力的ですが、ハイライトも画面上でできて、それをまとめてコピーして後で検索できるようにもできるようであります。習慣として読む本読む本下線・蛍光マーカーをひきまくって読むのですが、それをいちいちタイプしてデータに落とすほどの時間と根気がないのでこの機能もまたかなりありです。これでも日本で購入してもタイで通信できるのでしょうかね・・・?

SONY VAIO P-TypeとWin7



わけあって以前手に入れたSONYのVAIOのP-Typeですが、これほど馬鹿げた電子製品があったのだろうかというくらいの役立たなさ(遅すぎ、醜すぎ、サイズの割には重すぎ、2時間ちょっとしかもたない標準バッテリー)だったんですが、Windows7を入れたらかなり使える範囲のディスプレイ、早さ、になりました。入れたのはWindows7のUltimate日本語版です。CPUがもともと遅いのですごく快適、というわけではありませんが、ネットPCも念頭においてあるために自動的に見やすい表示の大きさにしてくれるのがかなり役立ちます。それにしても巷で言われてるようにSONYの凋落ぶりはすごいですね。ちょっと前はものすごく強いブランドネームがあったものですが、それがもうなんかかなり昔のような感じがします。怖いものです。

娘誕生



またいつもながらに間が空いてしまってましたが、今回はかなり大きな理由があったりします。いきなりの私事ではありますが、つい二週間前に娘が誕生しました。11月8日午前1時の誕生です。バンコクにて妻と2ヶ月前から合流していたのですが、無事に現地のサミテベート(Samitevej)病院にて出産と相成りました。

今まで他人の赤ちゃんというのはまぁちょっとは見たり触ったりした事はあるのですが、月並みですが、自分の子供、となるとほんとに別次元で、生まれてからというもの常に驚きの毎日であります。形容のしようがないのですが、深海にいる世にも不思議で神秘的な生物が、自分と接点・愛着を(それも理解出来ない理由で)抱いていており、常に恐れに近い感覚を感じつつもそれを目前にして、その神秘さに見入っているという感覚でしょうか・・・。

でも自分の子供、というよりかは、(まぁ私の好きな魂論のように)現世を超えて我々と関係を持っている魂が、幾多の両親から選んでやってきてくれた、割り切った意味での独立した存在、という感覚が今はしています。

これからこの魂と、今から20年未満の間のボランティア活動を通じて、対等な立場で互いに学んで行かせてもらうことになります。

あとちなみに生んだこの病院ですが、ここの良質なサポート、サービスには常に驚かされっ放しで、そこまでしてもらって(保険カバー前の)値段がこんだけ?というくらいに満足の5日間の滞在でした。日本で保険の後に支払う金額と多分一緒くらいだとおもいます。自然分娩で個室で5日間いて、すべて合わせて30万円ほど。ここから国連の保険会社を通して8−9割が払い戻しされる、ということになります。

でもバンコクのこのレベルの病院はほんとにすごいですね。日本でよく聞く病院の、妊婦へのいろんな形の重圧も皆無で、バンコクに日本からきてわざわざ生む人もいる、というのはほんとによくわかる気がします。なんでもこの病院には毎日250近い日本人が来院するそうですし、年間でも2−300人の日本人の子供が生まれるそうです。今回お世話になったお医者さんも日本語が話せる方(Prapee先生という方)で、経験も非常に豊富な方で非常に良かったです。あと年中温かいですしね、バンコクは。

ということでまるで新しい生活が始まってます。